マクロ経済学についての私見

お陰様で巷ではリフレ派ブロガーということで認識されているようだが、マクロ経済学は多分僕から一番遠い分野。ってか一番難しく感じる。

ここ数日書き殴っているように、僕は重箱の隅をつつくような議論に快感を覚えるタイプなので、マクロ経済学のように扱うテーマが広大で、結果として緻密な議論をするには不向きな分野は難しく感じてしまう。緻密に議論しにくいにもかかわらず、緻密に議論できる人達はスゴイなーといつも思っている。僕自身はあちこちで(自分が)書いている説明同士の矛盾というかアドホック感に激しくさいなまれている。

このようなアドホック感に悩まなくてすむにはラムゼイモデル(最適成長モデル)をベースに拡張されている様々なモデル(その抽象的な原型は日本のネットでは「ザ・モデル」と呼ばれるらしい)をいじり倒さなくてはならない。ただ、これを(僕が理解したいレベルで)理解するにはまだまだ準備が足りない。主に確率論に関する知識・経験が足りない。ルベーグ積分を一応は勉強したので、意外とその先は易しいと言ってくれる人もいる。

結局マクロ経済学は政策提言と密接な関わりを持っているので、実証研究が必要不可欠。これには計量経済学の知識が必要だが、僕は大学院で一番苦手な科目であった。というのもやはり確率に関するいろんな収束概念を理解せずにドンドン先へ進んでしまうのでついていけなかった。ただし、これは今になって分かったこと。