海の向こうの論戦

アメリカでも金融危機への対応を巡って論戦が繰り広げられている。面子的には錚々たるものなのに、内容的には日本で行われたものと変わらないのが不思議だ。つまり清算主義とリフレ派が対立している。リフレ派が少数派ではない点が決定的に違うと思うけど、リフレ派にも金融政策だけで行ける派(ルーカスやマンキューなど)と財政とのポリシーミックスが必要派(クルーグマン等)に分かれるようだ。理論的にもいろいろとそれらしいものが出てくるから逆に経済学の深刻な混乱と一般からの不信をもたらすのではないかと心配だ。